制作部の寺島です。
今年も気がつけば夏が終わり、秋は来ず、冬の気配ですね。
私の令和7年はというと、まさかの交通事故に始まり、
体調を崩して療養と、なかなか波乱の年になっています。
こうも悪いことが続くと、日ごろの行いを省みたりします。
皆さんは徳を積んでいますでしょうか。
『仏教コード』という本を読みました。
帯に「お経には、宇宙のスタートから終焉にいたるまでのすべてが描かれている」
まんまと購入しました。
内容は、お経の世界を少しSFっぽく解釈したものでしたが、
歴史や考え方がわかりやすく書かれていて、楽しく読めました。
印象に残った言葉があります。
「得を得ることばかり考えるのではなく、徳を積みなさい」
人間は「気」という目に見えないエネルギーを持っていて、
「やる気」、「根気」、「気が合う」、「気が滅入る」など、
心の動きは「気」となり、「雰囲気」となって周りに影響を与えるそうです。
「病は気から」と言うように、気の変化が身体にも影響を及ぼします。
健康でいるためには「気」を正常に保ち続ける必要があるのだとか。
「気を遣う」ことは確かに疲れますが、
「気遣い」や「気配り」は自分を鍛えることにもつながっている。
自分の幸福ばかりに偏ることなく、他人を幸福に導くこと。
相手の喜び、すなわち自分の喜び
そんな言葉がちょっと響きました。