横須賀はハンバーガーが大きい


人は誰しも一人になりたいときってありますよね!

あ、ありますよね!!

かくいう私も月2ほどのペースでそんな気持ちになるので、
もっぱら最近は一人散歩が多い今日この頃。


今回は、猿島へと向かいました。


東京在住の方はご存知の方も多いですが、
東京湾にポツンと浮かぶ無人島で、
ハイキングや散歩はもちろん、

物思いにふけりたい、
日頃のストレスを無条件に森林に取っ払ってもらいたい、
海や山とお近づきになりたい、

そんな方にぴったりな場所。

猿はいません。

場所は横須賀からフェリーでわずか10分、



行きやすいですね。

冒頭の写真のような可愛らしい看板がお出迎えです。


無人島ってもっと無人感があると思ったけど、
この時点で人、人、人です。

猿はいませんね。



さっそく島内を一回り。

島内全体が旧日本軍の要塞です。

弾薬庫の扉の上に少し様子が違うレンガのようなものがあります。



ドラクエだったら、
ここを押すと落とし穴でひとつ下の階層に落ちて
カンダタと戦ってきんのかんむりが貰えそうな、
そんなレンガですね。

※カンダタは、いっしょに出現するカンダタこぶんを先に倒さないとだいぶきついです。
ルカニが効くので防御力をガツンと下げてから鋼の剣か鉄の槍で攻撃しましょう。

ですが、これは押しても落ちません。
あと背が届きません。

これは「要石」です。

この要石を1つ外したり壊したりすると、
この弾薬庫が崩れる仕掛けになってます。
これもドラクエみたいな仕掛けですが、
これは本当です。

敵軍に攻め込まれたときなど、

いざとなったらこの弾薬庫ごとぶっ壊すということですね。

そして、この一見なんの変哲も無いレンガ



よく見ると1つ1つの長さが違いますね。

これはフランス積みのレンガで、
国内ではとても珍しい積み方です。

レンガの長手と小口を順番に並べていくとこんな積み方になって
明治時代まではよく使われていた技法ですが、
長手だけで積む、小口だけで積むほうが
楽だし、なんだったら強度もどうやら強いよ(※イギリス積み)
ってことでどんどん衰退していったんですね。

フランス積みは小口を長く熱して色を変えることでシャレオツにする技法があって
だからこんなレンガによって色が違うのかなと思ってたら
どうやら猿島のレンガは時代的にも結構劣悪だったようで、
単純に均一なレンガが作れなかったことでこういった色になった様で。

で、フランス積みは関東だとここ猿島と富岡製糸工場しか見れないという。
レアですね!

おうごんのツメくらいレアですね!

※3のピラミッドの最下層でがんばって取ったのに、
1マス進むごとに敵がでるようになってしまって
どうやっても詰んでしまう、アレです。

写真の下にあるくぼみは、当時のトイレです。



猿島のもっとも注目の場所がこちらのトンネル



いいですね、

写真だとあんまりわかりにくいですが、
なんだかジブリ感がありました。

このアーチ型のレンガ、
外壁のCG作っていたときに、
Autocadでこれ作るのけっこう大変だったな、
ということを思い出しました。

ここもフランス積み。

奥に進むと下り坂になっていて、
これも攻め込まれたときにも簡単に奥の状況が見渡せないように
わざと坂にしてるんですね。

このトンネル、通称「愛のトンネル」ということのようですが
一人で来てるので関係ないですね。

もちろん島なので周りは海。
磯の方まで降りてチャプチャプすることもできます。




写真はないですが、
どうやらコスプレの聖地でもあるようで、
赤や緑や黄色の髪の毛の方もいたりします。

島内ゆっくり回っても1~2時間でまわれます。

疲れた心身をリフレッシュするにはうってつけで
割と手軽に非日常を体験できる猿がいない猿島。


疲れてきたらフラッとお出かけしてみてはどうでしょう。

制作部
大古田